日本舞踊
裏方のお仕事!


日本舞踊の裏舞台では衣裳方をはじめ、大道具さん、小道具さん、音響さん、照明さんなど、多くの人々がそれぞれの特殊分野で活躍しています。楽屋では、和化粧を施す化粧屋や、衣裳を着付ける衣裳屋、そして役柄に沿ったかつらを結い上げるかつら屋など、専門技術を持った職人が仕事をしています。


化粧司

・・・化粧師・顔やさん・・・
立ち方さんに羽二重を巻き ビン付け脂で下地をひいて、水で溶いたおしろいを塗り、紅を差し、眉を引き、役柄によっては隈取なども入れるメーキャップアーティストです。




衣裳屋

・・・衣裳屋・着付け師・・・
衣裳屋は、事前に衣裳を着られる方の体型に合わせて着物の寸法を直して、会場に運び込んで着付けます。一般の着物の着付けとは違い、衣裳は大きくて重く、扱いも大掛かりです。




かつら屋

・・・床山さん・かつら師さん・・・
立ち方さんの頭に合わせてかつらを作り、踊りの役柄によった髪型にかつらを結いあげます。かつらにする日本髪の種類は、性別・年齢・職種・生活環境など役柄の人物像を表しています。かんざしや小切れ(飾り布)を飾り、踊られる前にかつらを立ち方さんに被せます。